新築施工事例
木の温かさに包まれた住まい
K.T様はお母様が1人で住んでおられた住まいを2世帯住宅に建替えるため、建築家ネットワーク「アーキソシエイツ」のイベントに参加されました。建築家の松本明先生の作品に興味を持たれ設計を依頼されました。
今回松本先生がK.T様ご家族の住まいにおいて提案されたのは、木の暖かさを常に感じられる住まいでした。
床には天然木のフローリングを使用、壁や建具・窓枠など通常既製品を多く使う所に天然木を使いました。どの部屋にいても木の暖かさ・変化に富んだ表情を感じとれます。
またお母様のために、段差の無いフロア、作業台の高さを通常の高さより低くしたシステムキッチンなど様々な所に配慮してあります。
2世帯住宅といえば、水廻りを別々にするのが一般的ですが、K.T様邸のキッチンは、I型のキッチンで並んで料理をすることができます。お互いの使い勝手もあり、コミュニケーションを図りながらもキッチンを分けるという設計は、とても新鮮に感じることができました。
工事中は近くに仮住まいをされていたお母様は自転車で現場まで足を運ばれ、変わっていく住まいを毎日見ておられました。
図面ではなかなか分かりずらい所も、実際に見て頂きながら工事を進めていきました。
完成したK.T様邸は、天然木の温もりに包まれて、とても穏やかな時間を過ごせる空間となりました。